わが家の2018年買ってよかった大賞! スマートロック「Qrio Lock」(Q-SL2)設置・運用レポート

2018/12/21

Qrio Lock はドアのサムターンに取り付けることにより、スマートフォンでカギの解錠/施錠を行うことができるデバイスです。

Qrio はソニーの100%子会社で Iot ベンチャー企業。主力製品は今回レポートする Qrio Lock のほか Qrio Smart Tag 、Qrio ただいまキットなどがあります。

旧製品として3年前に発売された Qrio Smart Lock(Q-SL1)がありますが、Qrio Lock はこの後継機種として2018年7月に発売された新製品です。デザインの変更もさることながら様々な仕様変更で進化しているようです。

Qrio Smart Lock(旧) と Qrio Lock(新)の違いは以下の通り(公式ページのスクリーンショットです)

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「鍵」の機能について大幅なパワーアップがみられます。

今回は「Qrio Lock」(Q-SL2)を発売直後に購入し、設置後半年弱運用してみましたのでレポートしてみます。

Qrio Lock 本体・パッケージ

パッケージ

 


 
開封時

 

 
本体も丁寧に包装されています

 

 
本体

 

 
本体正面から

 

 
側面観

 

 
裏面

 

 
説明書は取付け説明が詳しく書いてありました。

 

 
付属品一式

 



 

Qrio 本体の取付けとスマートフォンのセットアップについて

Qrio の取付け作業について

基本的には説明書通りやれば問題なくだれでも設置できると思われます。取付けイメージは公式のイメージ図がわかりやすいです。

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ただし、Qrio Lock はサムターンにデバイスを装着して機能させる性質上、サムターンの形状によっては対応できないものもあったりしますので事前に調べたうえで購入を検討されたほうがよさそうです。

対応サムターンと詳しい寸法についてはこちらのページを参考にしてみてください。

サムターンの形状によって付属の台座の大きさを選び、Qrio本体と接続。上部は強力な両面テープで接着します。自宅では購入当初は

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写真のように横向きに設置していましたが、これですとドアノブが非常につかみにくいことが後でわかりまして、一度はずして再度両面テープで固定して

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現在の形となっております。センサー等の取り付けも本体の取り付けも15分程度あれば済む程度でさほど難しいことはありませんでした。

スマートフォンのセットアップについて

スマホアプリ「Qrio Lock」でさまざまな設定作業が必要なので、物理的な設置作業よりもこちらのほうが少々人によっては難しいかもしれません。

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詳細は説明書にて確認してもらいたいのですが、基本機能としては「ロック」「解錠施錠履歴閲覧」「合鍵管理」「ロック設定」です。

ロック設定の中にハンズフリー機能・オートロック機能・リモート操作の設定項目、電池残量の確認とか、1ドア2ロック設定(この機能は私は使っていません)などがあります。

Qrio Lock本体のファームウェアアップデートなどもこちらのアプリから行います。

機能と半年運用してみての感想など

機能について

・オートロック機能

解錠後、扉を開け、扉を閉めますと一定時間後に自動で施錠される機能です。

外出時に非常に重宝します。ただしこの機能のために一度だけ宅配便を受け取りに外に出て締め出しを食らってしまったことがあります。対策については後述します。

・ハンズフリー解錠

一番重宝した機能です。帰ってきて扉の前に立つと勝手に鍵が開きます。

あらかじめ Qrio 本体の位置情報を設定し、スマホのGPS機能とQrioアプリとの連動で解錠してくれるのですがその精度高さに驚きました。今となってはそれが当たり前になってしまっているのですがすごい技術だと思います。

・合鍵機能

来訪する友人にあらかじめ合鍵を渡しておく機能もあります。これも便利です。

・Qrio Hub を使って遠隔解錠

別売りの Qrio Hub を使うと遠隔操作で解錠できます。一応設定はしましたがいまのところこの機能はまだこれと言って使ってはいません。Qrio Hub は将来的に Amazon Echo などとの連携も予定されているので先行投資しました。

・AppleWatch 連携機能

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iPhoneをもっていなくても Apple Watch 単体で手動で解錠することもできます。これが地味に便利で常時 Apple Watch を装着している私にとっては締め出しがなくなりました。これも非常に便利な機能だと思います。

困ったこと

Qrio Lock を導入して唯一困ったことは「慣れないうちのオートロックによる締め出し」です。

私は一度だけ家に自分しかいないときに宅配便の荷物をうけとるのに一瞬ドアの外にでてドアを閉めてしまいました。数秒後オートロックがかかってしまい鍵もiPhoneも持っていない私は締め出しをくらってしまいました。

マンションの管理会社との相談で今回は解錠できましたが、家の中に鍵もiPhoneもAppleWatchもあった場合、手詰まりになってしまいます。

実はこのオートロック機能には一時停止機能がついていて、つまみを解錠→施錠→解錠の順で回すと本機のLEDが緑に光りブザー音がなって操作が完了します。

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これを忘れずになるまでが大変でした。今は AppleWatchにも対応しているので締め出しはなくなりましたが、うっかり防止のために基本的にはドアをあけるときはドアガードをして完全に閉めてしまわないようにしました。

半年運用してみての感想

素晴らしい!の一言に尽きます。

スマートロックのイメージは当初私は「鍵なんてカバンとかポケットから出して開ければええやろ。そこまでめんどくさがらなくてもええやん。」と少し否定的な見方をしていました。ただ鍵をあけてもらうだけでなんで何万もするものを買わないといけないのかという意見でした。

ただ、半年使ってきて強く思うのは「導入して本当によかったな」ということです。

このレポートであえてその他の細かい機能を詳しく書かなかったのは、大きな恩恵は「勝手に鍵をしめてくれて勝手に鍵をあけてくれる機能に尽きるから」です。

毎日家のカギは自分で開けます。1回1回の恩恵は非常に小さなものなんですが、例えばたくさんの荷物を持っていて鍵をポケットから取り出すのに難儀することは時々あることです。

荷物と言わなくても、ポストから大量の郵送物を片手にもったままとかの場合なんかも非常に助かりますし、逆に家を出る際もオートロックで勝手に鍵をかけてくれるので鍵をかけ忘れる心配から解放されるというのも大きかったように思います。

「ほんの少しの便利」を「毎日」体感できるというのはとても素晴らしいことです。その積み重ねが大きな恩恵になり、その恩恵が当たり前になるところに大きな価値を感じました。

これは実際導入して運用してみてわかったことで想像もできなかったことです。便利を享受できるってのはこういうものなんだなぁとヒシヒシと感じましたですよ。

2018年我が家の買ってよかったモノ第1位と言ってよい素晴らしい製品でございました。興味ある方はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?

おまけ

Qrio 公式サイト


Qrio 本体

Qrio Hub

Qrio用リチウムパック電池

Qrio Lock アプリ
Qrio Lock(キュリオロック)
カテゴリ: ユーティリティ, ライフスタイル

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