堅剛と質。丁寧すぎる仕上がり。かつてない高級感。iPhone4ケース「ELEMENT CASE VAPOR Pro」レビュー

2013/11/23


Photo by donpy

これまで様々なケースを使ってきましたが、今回紹介するケースは初めての2重タイプ。本体をカバーするバンパーとソフトケースの2重でiPhoneを守る構造になっています。

そのケースは「VAPOR PRO」。

iPhone 4 Vapor Pro Spectra
http://elementcase.co.jp/spectra.html
(via Vapor Pro Spectra|Element Case Japan )
14色からお好きなコンビネーションが選択可能となりました。 iPhone4のアンテナ部分受信にはVapor Proの持つデザイン性を最大限に生かし、そして電波の伝達をよりスムーズにする為、受信部にはポリマー素材を使用しました。 iPhone4のアンテナ受信部分はBlack FrameにはBlack RFが挿入され、またSilver FrameにはクリアRFが挿入されとてもスタイリッシュな仕上がりになりました。

非常に丁寧な仕上がりになっていて、手になじむ感触は実際に持ってみないと体感できないかもしれません。できるだけその「質」と「堅剛さ」、そして「仕上がりの美しさ」を取り上げてみたいと思います。

では、まず恒例の「開封の儀」から。

開封の儀


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本体の数倍の大きさの箱。ケースの箱としてはこれまでで最大級。一体この中にどんなケースが入っているのだろうとワクワクしながら開封していきました。


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とにかく分厚い。どんなゴツイ奴が出てくるんだろうと。それにしても箱にすらこれだけのこだわりを見せるのですから中身には非常に期待が持てますね。


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パカっと開けるといらっしゃいました。箱の中に箱が。


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取り出してみますと、こんな感じ。なるほど、本体と同じくらいの箱になっちゃいましたね。


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帯付きで丁寧に封されています。箱そのものの材質もなんだか高級感があります。これは捨てずに置いておきたいくらいですね。


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さあ、開封しました!まずは内容物から。今回紹介するケースと認定証のような厚紙、そして液晶クロスと保護シート、背面、前面用のカバーなど。たくさん入っていました。そして本体に装着するバンパーはソフトケースの中に入ってました。

とにかくたくさん入っていてびっくりしました。

バンパーを装着してみよう

ソフトケース内に入っていたバンパーがかなり美しいんですよね。特に今回「青/黒」を入手したんですが、綺麗に塗装されています。色むらなどもなく、鮮やかな感じでした。「青/銀」でもよかったんだろうなーと思いましたが。


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黒面も素晴らしい。またいわゆるデスグリップ部には特殊な加工が施されていましてやや分厚くなっているのですが、全体のデザインとしてこういうのもありなのではないかと思いました。


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この着色部分が非常に美しいのです。ボリュームスイッチ部の切込みも意図的に広くあけてありました。これは装着したときの操作感を損なわないように配慮されているものと思われます。ヘッドフォン部の切込みの形が特徴的ですよね。


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反対側から。こちらの側面は通常のケースではフラットな状態の物が多いのですが、このケースは廃熱用に切込みが入っています。iPhone4のベゼル部の金属がちらっと見えるのがなんともおしゃれです。

実はこのバンパーは金属でできているので脱着はネジで行います。それに付属していたドライバーが高性能なんです。ではiPhoneにバンパーを装着してみましょう。


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こちらがそのドライバー。


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ネジを緩めていくと、このようにドライバー側にくっついてはずれてきます。ネジが非常に小さい部品のために落とさないよう注意しなくてはならないのですが、きっちりとくっついてくれるので安心です。


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私のような不器用な人間でも簡単にバラすことができましたですよ。バンパーは2つのパーツになりました。


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ここでバンパー内面をみて驚いたのが、バンパー内側に緩衝材が入っているところです。材質が金属のためiPhoneと密着させることによって生じる傷を未然に防ぐのと落下時の衝撃緩和のためのものと思われますが、これはなかったなぁと。


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実際に装着していきます。精度が高いパーツのようで、ぴったりとはまっていきました。


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反対側も。


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ネジ部はケースに斜めに切込みが入っておりました。しっかり留めます。


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完成しました!これでバンパー部の装着は完了です。

装着したiPhone+VAPOR Proをじっくりと観察する

バンパー単体では実際にiPhoneに装着した感じを予測しづらいですよね。バンパーを装着したiPhoneをあらゆる角度から観察してみるとことにしましょう。


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底面は大きく開いており、ドックコネクターの接続に差し障ることはありません。スピーカー部も綺麗に露出しておりますね。


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斜めから。金属製のごついイメージとは裏腹にバンパー全体が限りなく薄く作られていることもあり、厚みを感じません。それでいて強度も確保されているわけですからiPhoneを大切に使いたい方にとってはこれ以上の安心感はないのではないでしょうか?


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左側面。スイッチ部の開口部もかなり大きく開いてます。マナースイッチ部分の操作性も問題ありませんでした。問題のデスグリップ部は少し隆起しており、内面に特別な加工がなされています。この隆起すらグリップ感向上に一役買っていますし、まさに機能美と言えるでしょう。

装着してみて気づいたのですが、このバンパー、iPhone本体に密着することがありません。内側に緩衝材が入っていますので。ただ、そのことでiPhoneの全体像を崩さない作りになっているんですよね。


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本体上部のズーム。iPhone4ホワイトの角に当たる部分が覆われることがないんです。角のちょっと汚れていると思われる部分なんですが、これは実はiPhone4ホワイトの塗装がはがれているところなんです。この部分が微妙に突起状になっているんですが、その部分も露出している。つまりiPhoneの前面を隠さない構造になっているわけです。

このあたりは賛否両論あるかもしれませんが、私はこちらのほうがうれしいですね。


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本体左下部のズーム。本体のラインがくっきりと見えますね。よく見るとベゼルもちらっと見えています。これが本体落下衝撃を抑える工夫なんでしょうね。


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実際に持ってみますと、裸でもっていたよりもやはりグリップ感は増します。大きく感じるのがどうかという話もあるわけですが、私はこれくらいの方がちょうどよいなと思いました。アンテナ部の隆起がさらにグリップ感を向上させている感じです。

ソフトケースの大きさがちょうどよい。

バンパー部分だけでも強度とデザイン、そして機能性を感じることができましたが、このケースはさらにソフトケースまで用意されています。早速ソフトケースにも入れてみることにしましょう。


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若干ルーズに入る感じに見えるんですが、ケースを閉じていきますと


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かなりぴったり入ります。きつすぎず緩すぎず、ちょうど良いというのが感想です。ファスナータイプですので通常使っている時は出し入れが面倒ですが、会議中だったり、映画館など、飛行機での移動などiPhoneを使わない時などはこういうケースにいれておくのもありですよね。

その他の付属品


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液晶用のクロスもついていたのですが、背面用保護用のシートが上質(貼ってませんが)。シールになっていて、iPhone裏面ガラスの保護にも配慮されているわけですね。いやはや、素晴らしい。

ファーストインプレッション

とにかく「頑丈」だなと思いました。そして仕上がりが素晴らしい。これまで使っていたケースからは素材が金属ということもあって、かなりの高級感があります。塗装も美しい過ぎるほどですし、所有欲を見事に満たしてくれる製品だと思いました。重さが気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、たった22gの軽量っぷりですので心配無用です。

製作者さんの「iPhoneをより安全に守れるケースを作りたい」という気持ちが伝わってくるような細かい配慮が随所に見られ、デスグリップというiPhoneの機能の障害になるような要素もデザインとして排除してくれるなど、機能美を存分に感じさせてくれました。ソフトケースの質感も上々で、「ワンランク上のケースを」とお思いのユーザーさんにはおすすめのアイテムではないかと思いました。色も14色ものカラーバリエーションがきっとあなたの心をくすぐると思います。

これを機に購入を検討されてみてはいかがでしょうか?

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