圧倒的ホールド感! #abicase XS Max SF(スタンドフラップ)レビュー【新作アビケース: iPhone XS Max 用革ジャケットケース】

2019/01/05

本体は9月に発売され3か月ほど裸で使用しておりましたが、このたび新作 abicase が登場したということで早速購入し、試してみました。

iPhone XS Maxで使用できる、上質なヌメ革を手縫いで仕立てた abicase のベースとなるシンプルジャケットという位置づけのモノ。革のカラーバリエーションは多数あります。色によって革そのものの違いはあるようですが、今回紹介する赤は栃木レザーのヌメ革なんだそうです。

特徴は「SFオプション」。はてさてどんなものなのか早速見ていくことにしましょう。今回はケース単体よりも装着した感じと握った感じをお伝えしてみようと思います。

iPhone に装着してみた

正面観

四隅を抑えるようにジャケットがカバーしています。

XS Max は全画面なので、できるだけ画面に干渉しないよう考慮されています。驚くほど安定感があります。脱離することが少し心配( iPhone X シリーズ は全部そうですね )でしたが、その心配は払しょくされました。

背面観

裏面には白いフラップが縫い付けられています。これが SF(スタンドフラップ)オプションとなるのですが、詳しくはこの後。猫の切り抜きがワンポイントになっててかわいいですよね。

フラップこれがめくれるんですね。

めくれることで、折り曲げて iPhone を立たせたりして動画をみたり、この隙間にSuicaとかICOCAなどのカード類を入れて自動改札通過できたり便利に使うことができます。後ほど使用例を挙げます。

にぎって納得の abicase。圧倒的ホールド感の秘密はここにある。

握った時にはじめてわかる abicase のホールド感

Xシリーズ対応ケースで本体を握った時のホールド感がこれほどあるケースを他に触れたことがないくらい、このケースのホールド感は素晴らしいです。

まさに「本体を感じられる」デザインになっています。なぜそう感じられるのか、その秘密に迫ってみることにしましょう。

底面から。本体への革ケース部分の密着度に注目です。ハンドメイドでありながらここまでの精度。いや、ハンドメイドだからこそできるこの精密さ。

なにより特筆すべき点は本体への

密着度です。革製品の新品でここまでフィットするケースはなかなかないと思われます。強度と厚みのバランスが高い次元でバランス取れています。


カメラ開口部付近

ジャケット部分の革の厚みは本体カメラの出っ張り部分の厚みをわずかに超える厚みに設計されています。このため液晶面を上においても裏のカメラパーツ部分が傷つくことはありません。このあたりの設計も考えつくされている厚みになっていると思われます。

左側面観
右側面観

2つの側面観を見ていただきましたが、私が思うに abicase の iPhone X シリーズのジャケットケースのもっともすごいと思う点はここにあります。

左右ともに iPhone 本体 とジャケット革の位置をじっくり見てもらいたいのですが、見事に本体の側面と一致しているのです。


ケース上部下部は iPhone の側面を完全にカバーしていることでこの部分を本体ギリギリまで切り詰めても本体の傷には決してならない。

むしろ、この部分を大胆にくびれた形状にすることで実際に iPhone に装着した状態で持った場合に、

手指が触れる部分は背面以外ケースではなくほぼ iPhone 本体に触れているんですね。だからケースをしてもケースをしたような感覚がないんです。まるで裸で iPhone をつかっているかのようなホールド感を実現しているんですね。


これにはマジ感動しました。

私はどちらかというと裸族といって、 iPhone 本体にできるならばケースをつかいたくない人でもあります。その理由は本体の形を感じられないからでしたので私のケースに対するイメージをぶっ壊してくれました。これはあくまでデザインなのですが、非常にうれしい機能でもあるわけなんですね。

この設計で本当に脱落しないのか

私が iPhone X がリリースされたころに abicase を使わなかった理由がありまして、

abicase の革だと強度的に iPhone本体のはじをただ掴むだけでほんとに本体を保持・維持・把持できるのだろうかという不安がありました。

ケースとしてのデザインにこだわるがためにケースから iPhone がもし万が一でも脱落して破損ということになればそれは本末転倒ですし悲劇です。

その点、職人 @abiphoneab さんの話では設計上問題はないとのこと。

もちろん絶対はないとは思いますが、彼は毎日10km程度のランニングをしていて、abicase を持ちながら脱落しないかの耐久テストをしているそうです。そこでも今までのところ一度も脱落は経験がないそうです。

だから絶対安全とも言い難いのですが、安心してもよいレベルではないかと私は思いました。

実際にケースと本体の装着状態を見ていくことにしましょう。

本体の4隅をわりと大きくカバーして革の厚みを取りつつ、液晶面の被覆面積
をできるだけ最小限に抑えた設計になっています。

スイッチ類の開口も必要ですのでその部分の長さも可及的に長く設計されていて実は側面全周の寸法上60%以上は本体ホールド面として機能していることになるかと思います(私調べ)

下部の本体ホールド部分。

このあたりは物理的にどれくらい安定しているかってのがわかればおもしろいなとは思いました。見た目は確かにちょっと不安あるかなって感じになるのはあり得る話だと思います。

SFオプションとその他のパーツについて

SF(スタンドフラップ)オプション

これはあくまでおまけ機能なんですが、背面に白い革を張り付けてもらうことで、スタンドフラップ機能ならびにウォレット機能が追加されています。

革をこうやって曲げることで iPhone を立てて使うことができます。動画などを見る際に便利です。こういうちょっとした便利はうれしいですよね。今ではほかのケース類でも多くこのようなケースはありますが、革ケースではなかなかないのではないでしょうか?

革の強度的にどれだけ踏ん張ってくれるかは私自身が耐久テストやってみたいと思います。

ま、こんな感じですね。

あとウォレット的にはやはりSuica ICOCA系カードでしょうか?

ぴったりフラップの中に収まるのに加えて猫の切り抜きのおかげでかわいいだけではなく中に何のカードが入っているのかわかるようになっているのが素晴らしいですね。

この猫も機能とデザインが両立しています。

新型ストラップ

最後になりましたが、ケース下部に装着されているストラップの形状が過去のものと変わりました。

これが個人的にはめちゃくちゃうれしいのです。

私スタンド型の置くだけ充電器をつかっているのですが、これが旧 abicase のストラップですと、革のヒモが底面にひっかかってスタンド型の充電器に立てますと、

革の厚みのせいでギリギリなんですね。すこし革ヒモの位置がずれるとスタンド状態では iPhone が横に倒れたりするので不安定でした。横向きにおいて充電とかしていました。

ところが新型ストラップですとヒモ部分がワイヤーに変わりました。ワイヤーなので細くて強度があります。そんなわけでスタンド型の充電器においてもまったくひっかかることがなくなりました。

職人の魂が細部に宿る最高品質の革ケースそれが abicase

こうやって見てきて、私の古くからの友人の作るケースだからひいき目ってのは確かにあるかもですが、それを差し引いても余りあるクオリティは間違いないと思います。

大量生産にはできない、細やかな心遣いが感じられる点をいくつか挙げてみましたが、実際の職人である @abiphoneab さんに直接聞いたわけではありません。

abicase を気に入ってくれるユーザーの声に耳を傾け日々設計の見直しをして常に改良しつづけているからこそ生まれた優れたハンドメイド製品なんだと思います。

もっともっとコンマミリ単位の職人芸が多くこのケースには宿っているんだろうなと、感謝をかみしめながらこのケースを使い倒してやろうと思っております。

実際購入するとなりますと、クーポンを使って17000円くらいでした。これを高いと思うか安いと思うかはユーザー次第ですね。私は買ってよかったと思える素晴らしいモノだと思いました。

もし興味をおもちになった方がいらっしゃいましたらぜひチェックしてみてください。

おまけ

abicase

私の購入した abicase