覚醒する @CDiP

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モバイルWi-Fiルーターって何よ?という自問自答
〜 GP02をみなさんにお勧めしたい。その前に。

   

ついに手にしたイーモバイルのモバイルWi-Fiルーター「GP02」。スマートフォンが市民権を得る中、まだまだモバイルWi-Fiルーターは理解されていない点が多いと思います。実際どうなの?と気になる方も多いかと思いますが、実際の運用でのポイントですとか、D25HWとGP02の比較レポートをお届けする前にひとつお話をしておきたいと思いました。

今回手にした「GP02」の魅力を紹介しながらみなさんが疑問に思われるであろう点を想定しながら自問自答してみました。

なぜわざわざiPhoneブログでこのようなまるで関係のなさそうなガジェットの紹介をするんだという前置きです。あくまで私の考えですので割り引いて聞いて下さるとありがたいです。

なんで モバイルWi-Fiルーター(GP02) なんか使うの?


Photo by donpy

私がiPhoneを利用するにおいては、モバイルデータ通信をoffにして、モバイルWi-Fiルーターの電波に頼って通信しております。

通信が必要なモバイル機器がiPhone一台ならばこんなめんどくさいことはしなくていいのですが、複数のモバイル端末を持っている場合、それぞれのモバイル機器ごとに3G通信契約していてはコスト面でかさばってしまいますので、それを一元にまとめて運用できるのがモバイルWi-Fiルーターというわけです。私の場合は iPhone、iPad2,Macbook Air,Androidを持っています。そのどのマシンもすべてモバイルWi-Fiルーター経由でインターネット接続すれば、パケット使用料はそこに集約することができるわけですね。

今回購入したGP02は同時に5台のモバイルガジェットの通信をサポートしています。

それでも「なんでそんなめんどくさいことするの?」と。なるほどですね。

どうやって繋ぐの?めんどくさくない?

GP02の電源を入れた状態でiPhoneからWi-Fi接続することで、接続が確立されます。


Photo by donpy

GP02の右側面に付いているボタンが2つあるのですが、その下側(WiFiと書いてるボタン)のボタンを長押しして電源を入れます。起動の様子は以下に動画を上げておきましたので興味のある方はご覧下さい。

本体の起動を待ちます。動画を見て頂ければわかりますが、30秒程度です。

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Wi-Fi接続画面 Photo by donpy

iPhoneの[設定]→[Wi-Fi]からネットワークの選択で「GP02……」と表示されますのでタップしてパスワードを入力すれば、接続が確立されます。ただそれだけです。一度接続作業をしますと、次からは自動的に接続してくれますので何も気にすることなく使うことができるわけです。

それでも「そんなのiPhoneだけで通信できるじゃん。めんどくさくてムリ!」と言われます。ほんとにおっしゃる通りです。

電池もつの?iPhoneも電池のもち悪いじゃん。

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モバイルデータ通信設定画面 Photo by donpy

何をおっしゃるうさぎさん。iPhoneの設定で[設定]→[一般]→[ネットワーク]から「モバイルデータ通信」をOFFにしますと逆にiPhoneそのもののバッテリーの持ちが格段によくなるんですよ。


Photo by donpy

ただ、私が今回GP02に乗り換えるのにネックだったのは正直ここでした。元々持っていたD25HWにはサードパーティ製の大容量バッテリーがたくさん発売されていまして、いわゆる「バスタブ」といわれるやつですね。これがあればほとんど丸一日モバイルWi-Fiルーターの電源を入れっぱなしでも電池切れの心配はなかったんですよね。

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skitchrFk16p Photo by donpy

今回のGP02に「バスタブ」は使えませんでした。モバイルWi-Fiルーターの形状そのものが違いますし、バッテリーのサイズも違えば、端子も正反対のところについててムリでした。

ただ、GP02デフォルトのバッテリーはそこそこの性能があるようです。実際の使用時間が4-5時間程度はもつように設計されているようで、電源ONのままでも、GP02の設定で「自動切断」を「ON」にしていれば、電源付けっぱなしでも案外持つように感じました。ただ、細かい検証はまだしていないので実際にはどうだがわかりません。

私の運用では、朝の通勤時間(1時間程度)は普通に使って、仕事場に入ったらGP02の電源をOFF。昼休み2時間ほど使って電源オフ。仕事終わったらまた電源入れて帰宅までの1時間ほど使っても残りバッテリーレベルは2残ってる感じです。そのまま飲みに行ったとしても帰るころにバッテリーレベルが1になるくらいの感じでした。

それでも「ただでさえiPhoneの電池の減りが気になるのに、もういっこも電池の心配はしたくないよー。」と言われて萎えます。

前、灰色のやつ持ってたじゃん。なんで黒いのに買い換えたの?おいしいの?

今回の一番の肝にあたる部分なんで3つに話を分けようと思います。

通信速度がめちゃくちゃ速くなるよ。

iPhone単体で通信できるガジェットであるにもかかわらず、わざわざモバイルWi-Fiルーターという荷物が一つ増えてしまう疑問はさておきまして、今回発売された GP02 の最大の魅力は「iPhone単体での最大通信スピードを超えるパフォーマンス」があることです。私が以前持っていた、「D25HW」というモバイルWi-Fiルーターの実に6倍近くの最大通信速度があります。D25HWは最大7.2Mbps これはiPhoneと同じです。そして今回のGP02は最大42Mbps(下り)です。この数字を見てもいかにポテンシャルに優れているかわかるでしょう。

しかし、実際には42Mbpsなんて速度が出るわけではありません。それの2割程度の速度が出れば十分な訳です。iPhoneならば、速くて1-2Mbpsくらいの速度かと思われますが、GP02では普通に5Mbps以上の速度が出ます。

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回線スピード Photo by donpy

こんな感じで。速いというのは正義です。

それでも、「数字で速いだの遅いだの言われてもわからんないよ。別にメールとかできるし。繋がればいいじゃん」ええ。確かにそうですね(汗)

月々の通信費はこうなったよ。

Pocket WiFi (GP02) | イー・モバイル
Pocket WiFi (GP02) | イー・モバイル Photo by donpy

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2011年9月25日までにEMOBILE G4 データプラン(にねんS)でお申し込みいただき、9月30日までに契約が完了したお客さまを対象に、EMOBILE G4 データプラン(にねんS)の基本使用料[通常5,580円/月]を[3,880円/月]へ最大25ヶ月間割引します。
他プランへ変更された場合、キャンペーン適用は終了します。キャンペーン適用終了後の再適用はできません。

「GP02」に乗り換える(新規契約しました)ことで月々のパケット使用料が「3880円」になるんですよね。

iPhoneの通常のパケット定額料金4410円よりも安くなるので単純に考えれば安くなるわけです。ただ、iPhoneの設定でモバイルデータ通信をOFFにしたとして使用パケットが0だとしても、最低金額の「1029円」+諸費用はかかってしまうわけで厳密に計算すると単純に安いとは言えない場合が多いです。通信費だけを取れば、iPhone単体の方が安いのは言うまでもないわけです。

「D25HW」からの乗り換えで言えば、これは割とメリットが大きいのではないかと思いました。これはたまたま私の元々の「D25HW」の契約状況によるものなんですが、元々の通信費が5980円上限のプランを選択していましたので、実に2000円ほど安くなるわけです。ただ、契約期間を無視してD25HWの解約をしてしまいますと違約金(イーモバイルの場合は7000円)が発生してしまいます。その7000円についてはそのままやめても3ヶ月GP02を使うだけで元は取れてしまいますし、私の場合はあと3ヶ月でD25HWの料金プランが2年になります。その時期まではD25HWのSIMを寝かせて最低料金の900円我慢すれば、実質2700円の解約料となりますので1.5ヶ月で元が取れてしまうことになりますね。

通信費の面で言うと、高速回線を使えてしかもすぐに元が取れてしまう新料金体系に乗っかってしまえば、D25HWの契約が満了する前に乗り換えてしまってもほとんどデメリットはないと思われます。

それでも「インターネットなんてiPhoneだけで繋げば十分だから〜」と軽くスルーされてしまいます。

しかもバラバラに契約するより安くなるよ。

これは最初にも書いたことでもあるのですが、大事なことなのでもう一度書いておきます。

最近ではこれまでのケータイ(いわゆるガラケー)とiPhoneなどのスマートフォンの2台持ちの方をよく見かけるようになりました。それぞれに通信プランの契約をしていて、それぞれに料金がかかっているのはおわかりだと思います。それに加えてiPad3Gですとか、端末単体で通信できるガジェットも増えてきているのも事実です。それらをひとつずつ契約するとそれら全てに料金がかかってきます。非常に無駄です。

これらの機器はほとんどすべて3G通信のON/OFF、パケット通信のON/OFFを制御できる仕組みになっています。それらのガジェットの3Gパケット通信をすべてOFFにして、モバイルWi-FiルーターにWi-Fi接続することで、パケット通信料は実質モバイルWi-Fiルーターだけに掛かってくるようになるわけです。つまり各ガジェットの毎月の通信料を料金プランの最低金額で運用することが可能になるわけですね。2台持てば2倍のお金がかかるわけではなく、1台につき2000円以下の運用が可能になります。

これは余談ですが、いわゆる白ロム(端末のみを購入して通話契約、通信契約をしなくて済む)を購入すれば、毎月の通信費は0円でWi-Fi接続でインターネット接続ができます。Android端末を単に使ってみたい方にはこの様な方法がおすすめかもしれません。(正規の購入方法ではありませんのでその点は色々調べてみて下さい。)ちなみに私はGalaxy PlayerというWi-Fi端末(iPod touchみたいなもの)でAndroidを体験しています。

ソフトバンクの黒いやつもあるじゃん。なんでこっちなの?

ULTRA WiFi SoftBank 007Z:モバイルデータ通信 | ソフトバンクモバイル
ULTRA WiFi SoftBank 007Z:モバイルデータ通信 | ソフトバンクモバイル Photo by donpy

同時期にソフトバンクから発売された UltraWi-Fi 007Zという機種が競合機種になります。本体同士の性能ですとか実際のスピードに関しては一概に比較できにくい面もあります。住んでいるエリアなどで合う合わないがあるからです。

各キャリアが発表している高速モバイルエリアを見てみますと、微妙にソフトバンクの方がエリアが広いかなと言う印象もあったりするのですが、基本的な仕様は同じようです。しかも料金体系もほぼ同一内容なので、十分迷った方がいいかと。事前に各ユーザーに合った方を選択するべきかと。後はモバイルWi-Fiルーター本体の性能の違いになるわけですが、これは後にまたエントリーしたいと思っております。現時点では起動スピードとか接続確立のスピードにおいてはソフトバンクの007Zに軍配があがるかなと思っております。

とは言え、私の最終的な決めては元々イーモバイルのD25HWを持っていて、その資源を無駄にしたくなかったのもありまして、これをサブガジェットとして、いざというときに速度は落ちても使えるというメリットを選択しました。

モバイルWi-Fiルーターの時代がついに来た。

今や様々なデジタルガジェットにネット接続機能がつき始めました。

私はかねてからガジェットと通信ガジェットの分離は進むべきと考えていました。もっと言えば、連絡専用の電話、メール、各種SNSのみ利用できるもっとシンプルな端末があればそれを使いたいですし、ネット利用を介したインプットアウトプットについては家庭なら携帯性を無視した大画面高解像度のディスプレイを備えたガジェット、屋外では、即時にネット接続してフル機能で各サービスが利用できるモバイルPC的な端末。この3つがそれぞれにもっと特化されていけばいいなぁと。それぞれの端末そのものひとつひとつに3G通信チップを埋め込む必要はないのではと思っております。何よりこれからのクラウド時代を迎えるにあたり、たった一台のデジタルガジェットだけで運用する方が珍しい時代になるのではと思っております。

モバイルWi-Fiルーターの進む道はそれこそを誰もが一台ずつ持つ時代が来るべきであり、ユーザーは自分の便利に合った各ガジェットを選択していく未来に期待したいです。さらなる高速化が進めば今やどの家庭にも引き込んでいる光回線すらReplaceされてしまうポテンシャルを持っているのではと思っています。

そういう意味では今回のGP02の発売はiPhone4のもつ通信速度を超えたと言うことで、ひとつの新時代の幕開けになったのではないかと思います。

自分の便利のためにガジェットを選択するのが正しい道であって、キャリアの障壁から便利を封印してしまうようなオールインワン的なガジェットの時代はそろそろ終焉を迎えることになるのではないでしょうか?

最後に、GP02はかなり品薄のようで公式サイトで購入することはまたできなくなっているようです。しかし、代理店などを通じては購入できるようなので、こちらのエントリーを参考にしてみて下さい。

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