[iPhone 5s] 新しくなった iPhone の「カメラ」はとにかく「明るく、自然」に撮れます!

Camera

今回の iPhone のハード的な機能の変化としてはやはり「指紋認証」が大きく取りざたされていますが、もうひとつ大きなアップデートがなされたのはこの「カメラ」機能です。

新しいレンズを搭載し、さらにキレイになった iPhone 5s のカメラを色々と使ってみました。

カメラの仕様について

今回のカメラは結局画素数はそのままに表現力を強化したような感じの変更となったようです。

・800万画素
・f/2.2 の5枚構成レンズ
・傷がつきにくいサファイアクリスタル製レンズカバー
・True Tone フラッシュ
・ハイブリッド赤外線フィルター
・オート、タップフォーカス

一新されたUI

従前のカメラアプリとは打って変わって、使いやすい UI に進化しました。

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画面上部の黒いバー部分に撮影条件等のボタンを並べ、「フラッシュ機能」「HDR機能」「イン/リアカメラ切り替え」ボタンが並んでいます。画面下に「スローモーション」「ビデオ」「写真」「スクエア」「パノラマ」と撮影モードの選択が行えるよう設計されています。

また、さらに下部には左から「直近の写真」「シャッターボタン」「フィルターモード」の切り替えが可能になっています。

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特にフィルターモードはリアルタイムエフェクトが掛かり、撮りながらどんな写真が撮れるのか確認しながらカメラを使うことが出来るのがうれしい点ですよね。かわいいですよね。

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ちなみにインカメラでもフィルターモードは使用できるようです。うん、こちらもかわいい。

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パノラマモードは iOS 6 のパノラマ機能に準じたものになっています。

iOS 6 までと撮影方法は変えた方がよさそう

iOS でのカメラ撮影で手ブレさせない撮影方法として有名だった「シャッターは離して切る」というものは今回難しくなりました。シャッターボタンを押し続けますと「バーストモード」が発動して連射してしまうからなんですね。

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1秒に10枚という強烈な連射撮影をしますので、あっという間に30枚くらい撮ってしまいます。

ただし、iPhone 5s に限ってはバーストモードで撮った写真は「写真」アプリでは「1枚の写真」としてカメラロールに保存されます。( iPhone 5 ではそのまま保存されます。連射速度も遅いですね)

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カメラロールに同じような写真で溢れるということはないようなので安心ですね。

まあ、今回は素直に「シャッターは押して切る」で行きましょう。

ノーマル撮影について

私は基本的にはノーマルモードの撮影が好きです。気になっていた、「パープルヘイズ」問題も今回の個体では出ていないようです。

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とにかく、目の前にあるものが「そのまま」画面に写っている感じで、正直気持ち悪いくらいです。それくらい素晴らしい表現力なんだと思いました。

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色の感じ、立体感、精細さ。サラダひとつ撮っても感じることができました。

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さらにカツカレーがうまそうになりました。

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これは夜に自動販売機にいたカマキリを撮影したものです。周囲はかなり暗かったのですが、フラッシュを使わなくてもこれくらい普通に明るく写ります。いやはや素晴らしい。

相変わらず、スナップ的な写真と近距離撮影は iPhone は得意ですね。これに暗所の撮影もようやく行けるようになって私にとってはうれしい機能強化になりました。

って、もうちょっとまともな作例を出したかったんですが、何も撮ってませんでした(汗)

フラッシュ機能・HDR機能

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フラッシュ機能は iPhone 5s においては「デュアルフラッシュ」機能が搭載されていてさらに明るく撮影できるようになりました。正式には「True Tone フラッシュ」と呼ぶそうです。

なぜデュアルフラッシュになったのかという話ですが、LEDフラッシュが青白い光を放つために、被写体にもその色が反映されてしまうことを防ぐため、ホワイトLEDとアンバーLEDのデュアル構成にしたんだそうです。

Preview of  iPhone 5s カメラ機能が大幅な進化を遂げています

少し暗い部屋で撮影してみました。真ん中がノーマル撮影で、左がフラッシュ撮影、右が HDR撮影です。

ノーマルでも iPhone 5 に比べて格段に「明るく」写るようになりました。しかも高精細。ノイズは確かにあるものの、iPhone 5 との写真を比較すると格段に減った感じがしました。

左のフラッシュ撮影も以前に比べて写真全体の明るさが平均化したと言いますか、青白い「いかにもフラッシュ」色がちょっとマイルドになった気がしました。人を撮りますと非常にわかりやすいのですが、ちゃんと肌色に写るところが驚きでした。

HDR撮影は真ん中のノーマル撮影の背景を見てもらえばわかるかと思いますが、白くつぶれた部分もくっきりと撮影されているのがわかります。

各写真とも、被写体がしっかりと写っていて、割と現実色に即した表現がなされているなぁと思いました。

カジュアルな進化で「よりよい写真」をというコンセプト

ハード的な進化はあったものの、こぞって画素戦争に巻き込まれやすいガジェット界においては今回の 800万画素据え置きは歓迎すべき点だと思います。正直SNSでシェアする写真に2000万画素もいらないわけですからね。

このまま画素数だけ進化してしまうと、ストレージメモリも圧迫するし転送にも時間がかかる。つまり電池が減る。

それよりも写真の質をあげるためのデュアルフラッシュですとか、レンズの強化は正当な進化だろうと考えます。

やはりスマートフォンで見られる画質の向上に力を注いだというのは正解じゃないかと思いました。スマートフォンの写真とデジカメの写真ではそもそも用途も性格も違ってくるわけで、そのあたりのユーザー心理をよく理解しているなぁと感心しきりです。

「カメラ」アプリはこれに加えて、動画の撮影「ビデオ」と「スローモーション」機能がありますが、これはまたの機会にお伝えできればと思ってます。

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