「おいしい料理は『寄り』で撮ればいいんだよね!」→「そんなことしなくてもいいと思うよ!」を解説します。
〜 iPhone4S 時代だからこそ言える @donpy 流 「おいしい写真を撮る方法」を紹介します。

Tips

日々ライフログ的に iPhone で食べるものを写真に撮っては「miil」にアップしてみなさんの反応を楽しんでします。

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あん肝ポン酢 at 竹蔵 Photo by donpy

毎度ながら、「どんぴーはうまいものばっかり食ってる」だの、「エンゲル係数が心配です」だの、「なんでそんなであの体型を維持できるの」だの、「一度○○という店に行ってみたい!」とか。怒号と嫉妬にまみれた心温まるメッセージいつもありがとうございます。

でもひとつお断りしておきたいのは、みなさまにシェアしているのは料理の実物ではないのです。あくまでも「料理の写真」をお見せしているわけです。

確かに自分がおいしいと思うお店にお邪魔させてもらってはいるわけですが、それはある種のまやかしなのかもしれません。色合いですとか、質感というものは実際に見たモノと写真ではまったく違うということをみなさんはきっとご存じかと思います。まして味など写真から伝えることはできません。それをいかに「おいしそうに撮るか」が肝心なところで、それが私の楽しみのひとつなわけです。

その「おいしそうに撮る」方法について今日は我流ではありますが、ひとつの手法を書いておこうと思います。

@donpy 流「デリシャス」撮影法

私の撮影法は「明るくキレイに写る料理の全体像がギリギリ入る画角」を基本としています。

そこである程度の画角は決まってしまうので、面白い角度で写真を撮りたい場合などはこの限りではないと思いますが、なんでもかんでもカメラを限界まで料理に近づける必要はないと思ってます。

もちろんたまには「寄り」で撮ったりもしますよ。ただそれは「周囲のぼかし」を意識したときだけで、撮れる料理(被写体)自体はあまりぼかしたくはないので、基本私個人的には「寄り」では撮らないんですよね。

それと私は基本的にはサードパーティアプリで写真を撮らず、フルサイズ画像で撮影できるデフォルトの「カメラ」アプリで撮影しています。

例えば、本日もいつもお世話になっております、竹蔵にて「わかさぎの天ぷら」を頂いたのですが、その際に撮った元画像はたったの2枚です。

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IMG_5367 Photo by donpy

ある程度の全体像(ポートレートモードにて)

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IMG_5369 Photo by donpy

全体像(ランドスケープモードにて)。横と縦で1枚ずつ撮るだけです。ま、時には角度変えて撮ったりもしますけども。

「でも、どんぴーの料理写真って寄りが多いじゃん?」と思われるかもしれませんが、例えば今回の場合は、1枚目の縦写真を使って、miilにアップするときに「読み込んだ写真をデキル限りズーム」してるんですよね。

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IMG_5374 Photo by donpy

「寄り」じゃなかった写真が「寄り」になるんですよ。しかもピントもバッチリ。色合いも明るいですし、ボケないんです。「miil」アプリの画像編集機能が素晴らしくてズームしても崩れないってのもあったりするんですけど。

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IMG_5375 Photo by donpy

そこから自分の好みの「画角」になるよう、お皿も適当に写る程度にズームアウトしながら調整していくんです。

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IMG_5376 Photo by donpy

ほら、結構イイ感じになってきますよね!

ここからはアップ主のセンスになってくるわけです。別にわざわざ撮るときから料理に寄らなくても、あとから寄れるので必要ないわけです。そして自分の好みの画角が決まったらアップします。

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IMG_5377 Photo by donpy

なかなかそれっぽくなったのではないかと思います。こういうふうに私は料理写真をアップしてるんですよね〜。

カメラの画素数を最大限利用しない手はありません。

いかがでしたでしょうか?おそらくカメラに慣れた方なら誰でもしていることかもしれませんが、私は最近こっちの方がキレイに撮れるなと気付きました。

一連の手法は iPhone4S のカメラ機能が素晴らしいからだということでもあるわけですね。同じ手法を iPhone3G/S でやろうとするとかなりムリがありそうです。

個人的には私は料理写真を撮るだけならぼかし以外は一眼レフだろうがミラーレスだろうが、iPhone という携帯電話のカメラでも引けは取らないと思ってます(異論はもちろんあるかと思います)。差があるとすれば、撮影条件を高級カメラは選ばないというくらいでしょう。それよりも、撮った写真のあとの加工の手軽さだとか、シェアするまでの手数だとか、そういうものを総合すれば、iPhone には大きなアドバンテージがあるなと思ってます。

よく言われるのが、「料理は『寄り』で撮ればうまそうに見える」ってのがありますが、これも個人的ではありますが、ぜんぜん違うと思います。寄れば寄るほど、周囲の光量が取り込めない感じがして暗めに写りますし影も映り込みやすくなると思います。ピントも合わせにくくなりますし、被写体(料理)そのものがボケてしまいます。

なので敢えて全体像がボケずにきれいに写るように写真を撮れば、あとからいくらでも切り出しとか色合いの加工なども簡単にできてしまうのが iPhone なので、それを利用しない手はないと思った次第です。しかもそれをその場ですぐに簡単に共有できてしまうのが素晴らしい点ですよね。それは他のカメラでは簡単にはできないことだと思います。

最後に私が思う事を一つ。

デジカメというものが発売されてからというもの、機能と言えば画素、何て言うか、「画素至上主義」と言いますか、撮ったままの画像で満足するなら、これ以上画素数が増えたとしても単に「宝の持ち腐れ」なんじゃないかと。特に iPhone とか PC などで写真を見る方々にとっては、そのモニターの解像度以上の画素数なんてあまり意味がないと思います。デジタル機器で表示する限り、画素数は単なる「ドット数」なのであって、「色数」ではないわけですから、画素数が増えれば増えるほど画像が大きくなっていくだけで、キレイになるわけではないと思います。その広大な画像の中から表示させたい、ある意味「一番魅せたい最適な視野」を選択できるということに画素数の意味があると思ってます。だから活用しないと!と思ったりもしましたです。

けれど、この方法ひとつがすべてではないんですよね。

写真を撮る方々全てにとって、色々な撮り方、加工の仕方がきっとあると思います。そういう意味ではRAW画像で究極にキレイに写真を残すのもひとつなんだと思いますよ。あくまでもひとつの撮り方としてご理解頂けるとありがたいです。

ぐだぐだと長文になってしまいましたが、是非みなさんもこだわりのおいしそうな写真を共有してみて下さい! miil で!!写真って楽しいですね。

miil 1.0.5
容量 : 8.1 MB
リリース日 : 2011/10/23
カテゴリ : 写真/ビデオ
価格 : 無料
販売元: FrogApps, Inc.
AppStoreでの評価 : 3
AppStoreでチェック → miil

 

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