@donpy 通信【549:2013/05/15版】

いつもの日刊メンツが書きそうな時間を狙って書いてみたりしています。おっと、また、どん通と書くのを間違えた。

最近の様々な動きを見て思うこと

いよいよ7月にGoogleリーダーが終了します。

「おれは関係ないけど?」

って言ってるブロガーさんも散見されますが、いよいよ、自力が試される時期がやってくると私は思ってます。読む側の変化だけではなく、同時に「読まれる側」にも大きな変化が訪れるだろうと考えています。

例えば、デジタルマガジンの篠原さんとか、frasm の @shintarowflesh さんとかのようにスパっと feedburner を切り捨てる勇気のある方は大丈夫だと思います。つか、自信があるからスパっと切れるんだと思います。尊敬してます。

私はと言えば、このところ、Googleの検索経由のユーザー数が不安定になったり、RSSがぶっ壊れたり色々と経験してきて、ブログのアクセスの安定という面では不安な毎日を送っているところではありますが、そういう不安があるからこそ考えられたことがありまして、結果的には良かったなと思ってます。

というのも、なんていうんでしょう。自分のブログに来ている人ひとりひとりを検証すると言いますか、よくまあこんなブログに何かのトリガーで流入してくださる方が多いんだなぁと思うわけです。今年の1ー3月は非常に好調だったわけですが、4月5月はほんとボロボロです。

でも色々な角度からどのようなアクセスがあるのか紐解いてみると非常に面白いことがわかったんですよね。

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さて、私がいつも色々なエントリーを見て違和感を感じる単語があります。「Google先生」という言葉です。

ブログは検索がすべて、検索されないブログはそのものがまるごと否定されたんだと落ち込んだり、やめちゃう人、新ドメイン取って新たにブログを始める人、色々いるわけですけども、それもこれも「Google先生」中心のブログ運営ってことなんですかね?いえ、否定もしませんし、それが考えた末の決断だとわかりますから止めもしませんけども。

確かにブログで飯食ってる人にとっては重要な話だと思うのですが、小遣い程度に考えている人にとってはどうなんでしょうか?そこまで深く考える必要があるのでしょうか?

それよりも原因もわからないまま移転したからといって、また同じ状況になったらまたまた移転するのでしょうか?と思うわけです。それ永久ループじゃないかなと。

ブログをいつまで続けるつもりなのかという話もありますが、一生やる(くらいの)つもりなら、一時の検索流入の変化くらいでやめていたら、一生やめつづけなければならないのではないかとすら思ったりします。そうは思いませんでしょうか?それよりも今の更新スタイルだとか、何が問題かを考えたほうがいいんじゃないかと思ったりもしました。

あくまで私の個人的な見解ですけども、つまりは逆に原因がわからないなら動かないほうがいいんじゃないかと。主戦場は移しつつ、元ブログの動向をデータとして取るというなら話は別ですけども。

「数」という面において、ブログが大きくなってくると検索経由の流入は自然と大きくなってくるというのは私も体験しました。一時は7割が検索でした。今は4割程度です。

「検索のためにしっかりとした記事を書く。」という言葉にも違和感を感じます。何のためって検索のためだったのでしょうか?そうなんですか?

先日も書きましたが、本当に3月のTwitter API改正に始まり、Googleリーダー終了のお知らせが来て、うちのブログ的には検索経由の数が減って、RSSもぶっ壊してもう運営面でてんやわんやの毎日です。しかも追い討ちのように、今度はリンク関連のペンギンアップデートが来ると聞いております。これはもう完全に流れはうちに来てるよ!うひゃー!!!って感じです。検索オワタな世界ですね。

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でもそんなことにまったく関係なく、ブックマークやら、RSSやらで毎日読んでくださる固定客さんがいらっしゃいます。この数だけはどんな状況でも変わらないのですよね。去年からのデータを見ていても、その部分はずっと小さくですが増えています。

至って当たり前のことにそこでやっと気付くんですね。それがそもそもの自分のブログの自力なのではないかと。冒頭に申しました、「面白いことがわかった」というのは4-5月がボロボロなのではなく、それが自力だということがわかったということに他なりません。

つまりブログのPVというのは自力と他力から成り立っているということなのではないかと思ったわけです。

一時的に検索でアクセスが増えたとしてもいつ何時その数は減るとも限らない。これから常連層すらどうなっていくか見えない X-DAY(2013/7/1) を前にそんな経験をできたってのは自分にとっては長い目で見たらラッキーなのかなと思いました。あくまで検索は水ものだなぁ。検索がすべてってのは他力本願なんだなぁ。ということを身をもって知った。そんな感じです。で、今度はその自力が0になるかもしれないという X-DAY です。ほんとどうなるんだろうなぁ。

で、その見解の元になにやってるかというと、「どん速」です。

こんなこと言ったら笑いものでしょうけども、逆にでは「自力」をつけるためにできることは何かということを考えてます。「Google先生」に嫌われるようなものでも別にいいんです。しっかりとした記事じゃなくてもいいんです。

そんなことよりも、結局最初の頃にずっとやっていた、いつも同じような時間に同じような内容のリンクばっかり貼り付けた薄っぺらいコンテンツを日替わりで出すことで毎日見てもらえるファンを作り続けていたこと。それがやっぱり今も自力をつける一番の近道かなぁと今さらながらやっぱり思ったわけです。自力を稼ぎながらいい記事が書ければそれは言うことないんでしょうけど、どこの誰だかわからない人のための検索を重視する前に、目の前に実はいるユーザーを見てひたすら更新し続けることが大切なんじゃないかと思った次第です。

そんなこんなで私はこのままそのままここでやり続けます。身替わりするのもひとつの選択。残るも選択。さて、吉と出来るか凶と出ますか。

飽きたらやめたらいい。でも好きなことでも続けようとしたときにつらいことはいくらでも出てきます。逆にそこはやめるんじゃないくて楽にすればいいさ。ゆる〜く考えればいいさと。その代わりみんなの逆行って楽しめばいいんだろうし、そこから何か見つかるかもですし、少なくも好きで続けていればいいことくらいちょっとはあるさ〜くらいで私はやってます。ってことで。

リンクもない、画像もない、ただのつぶやきのようなエントリー。だめだこりゃ!

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