私の思うSMSとMMSとの決定的な違い。
〜 iPhoneのSMSが「docomo/au/イーモバイル」にも送信可能に。活用してみよう

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2011年7月13日よりMVNO事業者間でのショートメッセージサービス(SMS)接続が開始されました。海外では比較的普及している事業間接続がついに日本でも始まったと言うことで話題を呼んでいます。

もちろんiPhoneからのSMSもドコモユーザー、auユーザー、イーモバイルユーザーに送信することができるようになりました。

料金体系について

各キャリアへのショートメッセージサービス(SMS)国内利用料が、イー・アクセスの場合1通につき送信料2.1円(受信料無料)、その他の携帯電話会社は1通につき送信料3.15円(受信料無料)に変更されています。

SMSは基本的に有料のサービスです。1通につき基本的に3.15円かかると思ってよいと思われます。iPhoneユーザーの場合では、ソフトバンクの携帯に対してはホワイトプラン契約者であれば無料です。今回拡張されたドコモ、au、イーモバイルユーザーに対しては課金されるということですね。詳しい料金体系についてはこちらが参考になると思われます。

実際に送信してみる。

うちには古いドコモ端末(N904i)ですがありましたのでテスト。iPhoneからドコモにSMSを発信してみました。

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skitchFdUD8F Photo by donpy

きちんと届いたようです。一応その逆もということで返信してみましたが、うまくいったようです。サービスは順調にスタートしたようですね。

SMSの利用シーンはあるのか?

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skitch20Ndq8 Photo by donpy

SMSの話になると必ず出てくるのが、「SMSとMMSの違いって何よ?」というお話なんですが、検索するとそれこそたくさんの情報が得られます。

ショートメッセージサービス
(via ショートメッセージサービス – Wikipedia )

iPhoneで使えるメールの違いは? SMS/MMS Eメール
http://iphone.f-tools.net/QandA/SMS-MMS-Email.html
(via iPhoneで使えるメールの違いは? SMS/MMS Eメール )

簡単に言うとSMSの方が仕様的に制限されています。

・全角70文字程度のテキストのみ送信可能。
・件名、画像などの添付ファイルは送信できない。
・電話番号のみに送ることができる。

私もできるだけ正確に、またもうちょっと技術的な突っ込んだ知識も欲しくて検索してみたのですが、本当に専門的なお話になってしまっていてよくわかりませんでした。そもそもMMSとSMSの違いとは言っても、利用者目線からした違いについてはまるでわかりません。

普通にiPhoneを使っている大部分の方においてはSMSとMMSの使い分けというのは、

・相手方の電話番号しかわからない相手にメッセージを送る
・メールアドレスを教えたくない相手に対して電話番号からのメッセージを受ける

くらいしかSMSの用途ってないのではないかと思いました。またiPhoneのSMS/MMSはひとつのアプリに統合されていてしかも、SMSの制限を超えてしまったメッセージに関しては自動的にMMSとして送信する機能を持っていますのでそれほど意識することなくユーザーは利用しているものと思われます。

私の思うSMSとMMSとの決定的な違い

私は通常のiPhoneの使い方とは少し違った運用をしています。私と同じような運用されている方も実際には多くて、そのような方はSMSを多用されている方も多いのではないかと思います。あくまでも通常のiPhoneの利用にはほとんどメリットがないということをはじめに申し上げておきます。

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skitchqGj610 Photo by donpy

私はiPhoneの設定は上のように、3Gはオンにした状態でモバイルデータ通信をオフにして運用しています。つまりiPhoneからのパケットはいわゆる「ゼロパケット」運用です。また、私はiPhoneの料金契約を「パケットし放題 for スマートフォン」にしています。

パケットし放題 for スマートフォン
http://mb.softbank.jp/mb/iphone/price_plan/packet_smart/
(via ソフトバンクモバイル )

ゼロパケット運用が実現すれば、その最低額の1029円でパケット代は抑えることができ、ホワイトプラン(980円)を併用することで限りなく通話代も0円に近づけようという運用方法です。パケットはどこから運用するのかと言いますと、最近ようやく世間に広まってきたPocket Wi-Fiを利用します。これを利用することにより私の持っている通信端末のパケットの流れをWi-Fiルーターに一元化できるわけです。(もちろんWi-Fiルーターの運用には月額4000円程度の課金がかかります)

その中でひとつだけ気づいたことがあります。

ゼロパケット運用においてたったひとつ不便な点。それは「MMSが使えなくなる」ということに他なりません。それは何を意味するのかというと、「SMSは使える」のです。モバイルデータ通信をオフにした場合SMSすら使えなくなると誤解しているユーザーさんもいるようですが、3G設定さえオンにしていれば、電話と同様普通に使えるんですよね。

skitchioMbxY
skitchioMbxY Photo by donpy

iPhoneのSMS/MMSアプリは自動で識別して送信しようとするので上のような設定で私はMMSを封じています。

今回のSMSの事業間接続によって、これまでMMSでしかできなかった他社ケータイへのメッセージの送信が可能になったということなのです。他社ケータイのユーザーにメッセージを送るとき私はi.softbank.jpアカウントを使って送信していました。ケータイ宛のメッセージがemailと同列になると整理も煩雑で運用が非常にやりにくかったんですよね。それがSMSで一元でメッセージが管理できるとなると非常に便利な話になってきます。ただし有料ですが。

このあたりはメールの運用方法のお話になってくるので、これ以上の詳しいお話はまた別の機会に。

最後に今回のニュースリンクをまとめてみました。色々な方がSMSの使い方を模索・検証されているようですので参考にしてみて下さい。

関連ニュースリンク

本日7/13からSMS相互接続開始。iPhone⇔ドコモを電話番号だけでSMSできるか試してみた。
(via iPhoneの世界)

NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス各携帯電話事業者間のショートメッセージ(SMS)サービス接続がスタート
(via MACお宝鑑定団 blog(羅針盤))

7/13 より他社同士でも利用できるようになったSMS、キャリアを超えて利用可能に。
(via Going My Way)

[ポチルアプリ]本日のポチルアプリ-20110713
(via モケコとiPhoneとネコ)

SMS相互接続が開始されたので色々テスト
(via ~SoftBankMobile Fan!~(SBM Fan!))

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